南牧村は、2019年10月の台風19号で被災した熊倉地内の林道余地線の復旧工事について、2021年度の指名競争入札での発注も視野に検討を進めている。現場までのアクセスとなる村道大上線3工区も被災していることから、村道の復旧状況を考慮して工事発注する。なお、大上線3工区は年明けに指名競争入札を行う考え。
当初予算で林道施設災害復旧工事費として、20年度に災害が発生した場合に充てる村費単独事業災害箇所応急工事費と合算で1億153万円を確保している。
余地線は土砂流出で延長60mにわたり、路体が高さ17m程度崩壊。826・2㎡の補強土壁工をメインに◇切土工2948立方m◇盛土工1036立方m◇擁壁工305・2立方m-を予定。測量を技研コンサル(前橋市)、実施設計は群馬県森林・緑整備基金(榛東村)。
年明けに大上線
現場まで向かう途中の大上線(3工区)も台風19号による土砂流出被害で延長100mにわたり被災している。
復旧内容は◇盛土工=V5729・7立方m◇舗装工=A358㎡◇ガードレール工=L153m◇L型側溝工(300㎜)=L104m-。舗装工は◇下層路盤工=再生砕石40、t36㎝◇上層路盤工=粒度調整砕石30、t8㎝◇表層工=密粒度アスコン13(改質I)、t4㎝-で仕上げる計画。測量設計は技研コンサル(前橋市)がまとめた。