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山梨県甲州市

13日に1期工事公告 甲州市の穴田橋耐震

2020/10/08 山梨建設新聞

 甲州市は老朽化が進む穴田橋の耐震補強工事(勝沼町小佐手地内)を始める。上下部ともに対策を行う内容で、今月13日に第1期工事の一般競争を公告する予定。市内に本社がある業者が対象で、施工は単独で行う。来年度は続けて第2期工事を発注し、同橋の耐震化や補修などを完了させる計画だ。

 勝沼町小佐手地内などを流れる、びん櫛川に架かる2径間の鈑桁橋。橋長38・4m、幅員は10・75m。建設課によると、予定する主な工事は▽水平力分担構造23カ所▽落橋防止のPCケーブル設置8カ所▽下部巻き立て、フーチング増圧1カ所▽根固め・護床工一式▽河川切り回し一式。設計はエスティ設計が作成した。

 市は13日に一般競争公告後、来月入札を行い着工する方針。河川に近接しない工事については出水期にも行い、来年10月末に第1期工事を完了する予定だ。市は9月の補正予算で事業費の一部、1億1040万円を来年度に繰り越している。続く第2期工事では、残る上部の補強・補修を予定。縁端拡幅や橋面防水、補修工事などを行う。

 橋梁の耐震化では来年度、新塩川橋(塩山熊野地内)の耐震補強も予定。すでに昭和建設により一部施工済みで、残る伸縮装置の交換や舗装などを行う。同橋の補強設計もエスティ設計が担当した。翌2022年度は熊野橋(塩山熊野地内)の耐震補強工事を計画。補強設計はブレーンズが手掛けた。


【写真=耐震補強する穴田橋】

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