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栃木県壬生町

壬生町、21年度にも機械改修と耐震化、水処理センター汚泥処理施設

2020/10/10 日本工業経済新聞(栃木版)

 壬生町は、水処理センター汚泥処理施設改修工事(おもちゃのまち5-4-33)を計画している。2021年度に着工し、5年間で完了する見通し。総事業費は約13億円。執行は日本下水道事業団(JS)に委託。実施設計は日本水工設計(東京都中央区)が担当した。全面的な機械設備の改修や施設の耐震化を実施する。

 汚泥処理施設は汚泥濃縮槽の重力濃縮槽(径6m×深3m)が1池、遠心濃縮機(10立方m/時)が2基。1500立方mと1100立方mの汚泥消化槽が各1槽、汚泥脱水機(ベルトプレス方式、幅2m)は2基。汚泥処理棟はRC造2階建て延べ800・8平方m。

 工事は町公共下水道ストックマネジメント計画に基づくもの。更新することで施設の長寿命化と財政支出の平準化を図る。

 水処理センターはおもちゃのまち駅の約1300m東に位置。主要地方道の羽生田上蒲生線や宇都宮栃木線、鹿沼下野線に囲まれている。約300m東には1級河川姿川が流れている。

 下水排除方式は分流式。処理方式は標準活性汚泥法。敷地面積4万765平方m。処理面積609ha、処理人口1万9500人、処理水量1万3400立方m/日(17年4月1日現在)。

 水処理施設は沈砂池幅1・2m×長さ10mが2池、最初沈殿池は径10m×深2・5mが4池、径8・5m×深3mが1池。エアレーションタンクは幅4m×長さ18・5m×深4m×3回路が4池、幅4m×長さ19・5m×深4m×3回路が1池。

 最終沈殿池は幅3・3m×長さ19m×深2・7mが8池、幅4・5m×長さ15m×深3・5mが2池。

 1968年度におもちゃのまち駅周辺145haの供用を開始。計画区域はおもちゃのまち周辺167ha、安塚地区183ha、国谷地区97ha、六美地区71ha、獨協医科大学病院等43haなど。放流先は姿川。

 11~12年度に新管理棟の建築、12~13年度に水処理系統の増設や水処理電気棟の建築、14~15年度に水処理施設や重力濃縮槽の更新、16~17年度に水処理施設の更新を実施した。

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