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国土交通省関東地方整備局(建設)

関東整備局が業務で履行期限を平準化に

2020/10/14 埼玉建設新聞

「数値目標」を設定


 関東地方整備局は担い手確保・育成のための環境整備で、設計業務などにおける履行期限(納期)の平準化に向けた数値目標を4月から設定し、取り組んでいる。目標は▽第1四半期=10%以上▽第2四半期=10%以上▽第3四半期=15%以上▽第4四半期=65%以下--とし、対象は測量、地質調査、土木関係建設コンサルタント。

 2019年度の実施状況は国債(ゼロ国債を含む)、翌債・繰越などを活用し、約3割の業務について翌年度に履行期限を設定して進めた。その結果、第4四半期に履行期限を設定した業務の比率が5割強、20年3月に設定した業務の比率が約4割となった。

 19年度内に公示した業務(19、20年度発注業務)の公示期間としては、第1・2・4四半期に3割前後、第3四半期に1割強となり、分散傾向が見られている。

 履行期限については、予期せぬ事態などにより延伸・繰越が必要な場合は、速やかに業務推進審査会の開催を要請し、受発注者間で意思疎通を図る考え。

 この取組みは、8日に開催した建設コンサルタンツ協会との意見交換会で紹介された。

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