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宇都宮大学、陽東キャンパスの女子寮新設、来月に設計施工一括公告

2020/10/27 日本工業経済新聞(栃木版)

 宇都宮大学は陽東キャンパス(宇都宮市陽東7-1-2)で女子寮の新設を計画している。来月に設計・施工一括の一般競争入札を公告する予定。工種は建築・電気設備・機械設備の3種一括。WTO対象で事業費は6億円以上。設計は2021年1月から進め、着工は21年5~6月を見込んでいる。22年2月に工事完了、4月の入寮を目指す。

 建設予定地は南門付近のテニスコートを解体し用地を確保する。敷地面積は2300平方mを想定。新女子寮は3~4階建てで、100戸を予定。1部屋当たり16平方mを見込み総延べ床面積は2500~3000平方m。

 部屋は浴室やトイレ、キッチンの付いたワンルームタイプ。寮内にはエレベーター1基やスロープ、車いすで過ごせるような部屋を整備しバリアフリーの充実を図る。

 設計・施工一括発注で4月の入寮開始時期に間に合わせるため、手続き期間を短縮させる。

 宇都宮大学は在学生の6割が県外からの進学。寮の需要は高い。理系の女子学生数増加を期待し、工学部のある陽東キャンパスへの建設を決めた。学生が何も持たずに入寮できるようベッドや机、椅子、冷蔵庫など22年3月に準備を整える。

 既存の女子寮は石井町の1棟。3階建てRC造延べ約1200平方m。1965年竣工。風呂・トイレは共同。建設から50年以上が経過している。

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