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千葉県佐倉市

ふるさと広場の拡張計画/佐倉市/八州に用地測量委託/観光拠点整備の核に

2020/10/30 日刊建設タイムズ

 佐倉市産業振興課は「佐倉ふるさと広場」の拡張を計画している。県道八千代印旛栄自転車道線沿いの臼井田地先と、市道を隔てた東側の角来地先の用地を取得し拡張する計画で、飲食店など消費につながる施設や、年間を通じて集客可能な施設などを検討している。本年度は用地測量を実施。22日に開札した一般競争入札で、八州(千葉支社・千葉市花見川区幕張本郷1―2―24)が1500万円(消費税抜き)で落札した。

 ふるさと広場の拡張は、本年度に策定した「佐倉市観光グランドデザイン」に基づき計画している。観光グランドデザインは、城下町地区と印旛沼周辺を観光拠点整備の核と位置付け、城下町地区で古民家の有効活用、印旛沼周辺でふるさと広場の拡張を検討するとともに、2つの核をつなぐ多様なルートの整備に取り組むこととしている。

 ふるさと広場の拡張では、消費につながる施設や、年間を通じて集客可能な施設、水辺の活用を検討。ふるさと広場を中心として、印旛沼の水辺と一体的な整備を図り、観光客や市民が年間を通じて訪れ、楽しめる施設整備等を計画し、飲食・物販などの消費を喚起する魅力的な空間創出施設の整備を検討する。また、検討にあたっては、公民連携事業の導入検討や市場ニーズを把握するためのマーケティング調査等を実施する。

 本年度に実施する用地測量業務については、22日に「佐倉ふるさと広場周辺用地測量業務委託」として、八州が予定価格2317万円(消費税抜き)に対し1500万円(同)で落札。調査基準価格は1847万8000円(同)だった。委託工期は来年3月22日まで。入札には25社が参加した。面積は約8・9ha(臼井田地先約7・2ha、角来地先約1・7ha)。

 同業務では、佐倉市ふるさと広場観光拠点化事業に必要な測量図を作成する。主な業務内容は▽現地調査▽公図等の転写8・9ha▽土地の登記記録調査8・9ha▽公図等転写連続図作成8・9ha▽境界確認8・9ha▽土地境界確認書作成8・9ha▽補助基準点の設置8・9ha▽境界測量8・9ha▽用地境界仮杭設置8・9ha▽境界点間測量8・9ha▽面積計算8・9ha▽用地実測図原図作成8・9ha▽依頼書作成0・86㎞▽協議書作成0・86㎞――など。

用地測量の位置図

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