10月18日の飯田市長選挙で初当選を果たした佐藤健市長が28日に初登庁した後、就任後初の定例記者会見を行い、今後の市政運営やリニア中央新幹線の長野県駅周辺整備に対する考えなどを示した(写真㊤)。
リニア駅周辺整備については「移転を余儀なくされる住民の皆様に対しご迷惑やご心配をおかけしており、市長として改めて正式にお願いをしたいと思っている。住民がどのような気持ちでいるかを聞きたい。集会の形で日程を調整しているところで、担当課にはできるだけ早く、11月中には地元には入りたいと話をしている」と対話の場を設ける考えを表した。
リニア長野県駅とJR飯田線との接続で計画されている乗り換え新駅の設置を取りやめるとした考えについては「今後、提案となるか議題となるかどういう形になるかわからないが、選挙戦で申し上げたことについて説明をすることになると思う。伊那谷自治体会議の場だけではなく、いろいろな首長さんとお会いする機会もあると思うので個別にもお話しすることになる」と丁寧に説明していく姿勢を示した。
佐藤市長は選挙戦に先立ちマニフェストを発表。その中で市の公共事業について、「地元発注の強化、発注の平準化、工期設定の適正化、書類作成の簡素化、入札制度の適切な見直しなど課題に取り組む」とした。
【写真=会見する佐藤市長】