燕市は4日、市議会全員協議会で吉田トレーニングセンター(ビジョンよしだ)の大規模改修案として、トレーニングルーム機能を拡充する案が最有力との見方を示した。
新案の改修工事費は15億1750万円。ランニングコストの削減効果は年間1351万円を見込む。
先に示された、ランニングコストの削減を重視した案(概算事業費約14億円)に対して、利用者から喜ばれる施設に、との意見を受けたもの。
新案では、前回の案で廃止としていた2階のサウナ、浴室、和室を改修し継続する。1階部分のプールは継続。廃止するのは同じく1階のちびっこドリームランドで、年間5300人の利用がある。ここに、現在2階にあるトレーニングルームを移動し、機能の拡充を図る。既存の2階トレーニングルームをスタジオやロッカー室として機能変更し、浴室脱衣場も拡充する。
改修により既存の利用者に加えて、若年層を中心とした新規利用者の獲得を狙う。
2018年の実施設計から変更点があるため、設計費を12月補正予算に計上、年度末までに設計を完了する。来年度の6月議会に工事費を盛り込んだ予算案を上程、早ければ同8月ごろの工事入札となる見込みだ。リニューアルオープンは22年7月を目指す。
場所は吉田本所153-1。1994年の竣工、RC造2階建て、延べ床面積4761㎡。