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群馬県伊勢崎市

伊勢崎市が市民プラザの大規模改修を検討

2020/11/14 群馬建設新聞

伊勢崎市は2024年度までに実施する市民プラザ(富塚町220-13)の本館大規模改修に先行して、ホールの空調改修に取り組む。空調は21年度にも設計業務へ着手する考えでおり、早ければ22年度に大規模改修工事に取り掛かる見込み。24年度までに本館の大規模改修を終えれば、25年度以降は体育館の大規模改修に取り組む。本館と体育館を合わせ大規模改修には約16・5億円の事業費が試算されている。

大規模改修に先立ち実施するのは、本館ホールの空調改修と駐車場の補修工事。ホールは本館1~2階の吹き抜けで、面積260㎡。駐車場は舗装などの補修を計画している。21年度予算に設計委託料を求める考えでおり、順調なら施工は22年度となる。

同プラザは本館と体育館で構成しており、大規模改修は双方の建物が対象。本館が先行する。工事内容は躯体や天井、外壁などを含み、施設の長寿命化を図るもの。設計に1~2年を要し、複数年での施工も見込まれる。

本館は1989年に建設されたRC造3階建て、延べ床面積3613・85㎡。1階部分には図書館や調理実習室、工房室などを配置。2階に第1~3研修室や和室を有する。3階はプレイルームや音楽室、実習室で構成されている。施設の長寿命化とともに、バリアフリー化改修も実施する。

93年に整備した体育館はRC造2階建て、延べ床面積3003・56㎡。本館の施工が完了した後に、大規模改修を実施する計画。1階は柔道場および剣道場となっており、2階に体育館が配置されている。工事は内外部をリニューアルする長寿命化改修。加えて、バリアフリー化やユニバーサルデザインも導入することで、高機能化を図る。

市公共施設総合管理計画の個別施設計画によると、本館は2024年度まで、体育館を29年度までに大規模改修を実施する方針を掲げている。施設の利用状況や予算などを考慮しつつ、具体的な計画を練る。対策費用については本館9億346万5000円、体育館7億5089万円としている。

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