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国土交通省荒川上流河川事務所

荒川上流は太郎衛門協議会の委員会でサクラソウ移植など

2020/12/07 埼玉建設新聞

 荒川上流河川事務所の荒川太郎衛門地区自然再生協議会は3日、第41回維持管理・環境管理専門委員会を上尾市文化センター集会室で開催した。2020年度の活動計画として、維持管理で旧流路および河畔林の保全に向けた計画(案)検討およびエコロジカルネットワークの取組みとしてサクラソウ群落の移植(案)を了承した。21年2月に開かれる協議会に報告し、正式に決定する。

 20年度中に予定されている維持管理計画(案)検討は上池が旧流路の保全・再生、湿地および止水環境の拡大、中池と下池については河畔林の保全としている。各池ごとに重点管理区域と粗放的管理区域に区分して、重点管理区域では目標および作業スケジュールなどを策定する。

 サクラソウ群落の移植(案)は中池広場付近にサクラソウを含む7種の植物を移植し、エコロジカルネットワーク化を推進する。21年2月24日に実施予定で、地元小学生、協議会委員、自治体などが参加する。

 会場には学識経験者の堂本泰章河川環境保全モニター、小川早枝子埼玉県生態系保護協会上尾支長などが出席した。

【20年度の活動計画(案)などを了承した】

20年度の活動計画(案)などを了承した

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