邑楽町はシンボルタワー・未来ＭｉＲＡｉ（中野２６３９－１）で、シーリングの打ち換えなど雨漏り改修工事を計画している。最短で２０２１年度の着工を見込んでいるが、新型コロナウイルスの影響による税収減も予想されることから、財政状況などを考慮し、実施時期を判断する。施工に当たり、地上から56・５ｍの高さで仮設足場の設置を予定。工期は足場の設営撤去を含め、４カ月程度を見込む。

１９９３年に完成した同施設は、高さ56・５ｍのシンボルタワー棟と平屋の管理棟で構成。いずれもＳ造でシンボルタワー棟は延べ床面積２２９・８９㎡、管理棟が床面積１７１・２７㎡となっている。低層部の外壁にはＧＲＣ板、高層部はＰＣ板が貼られている。

雨漏りは管理棟にあるロビーや事務室の天井で発生。タワーにある階段室の踊り場の壁面でも確認されている。

改修は劣化しているシーリングの打ち換えを行う。シリコンの二重打ちとする予定。打ち換え後、水平方向の目地に金物を用いた見切り止水処理を施す。

合わせて、外壁の再塗装を実施。色は既存と同様とする。

管理棟の屋上では防水シートを張り替える。平場と立ち上がり部分での施工を計画。

調査設計業務はフケタ設計（栃木県宇都宮市）が担当した。