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新潟県燕市

水道町保育園など3園を民営化の対象に

2020/12/10 新潟建設新聞

 燕市は幼稚園・保育園の適正配置実施計画を改定し、新たに3園を民営化の移行対象とする素案をまとめた。対象となる園は燕地区の水道町保育園と小池保育園、吉田地区の吉田北保育園。

 水道町保育園と、昨年度実施設計を行った小池保育園については、2024年度をめどにそれぞれ個別に民営化を目指す。両園とも老朽化が進み大規模改修の時期が到来していることに加え、未満児保育のニーズがある。

 吉田北保育園は築後38年が経過、26年をめどに民営化に移行する。

 市では19年3月に第二次燕市幼稚園・保育園適正配置実施計画を策定している。未満児保育のニーズの高まりや民営化を視野に、本年7月にサウンディング調査を実施した。調査の結果、民間事業者の参入意欲が高いことが分かり、これを踏まえて改定版を策定する。実効性を持たせるため、計画期間を2年延長し、26年までの8年間とし、計画の見直しを行う。

 第2次計画の適正化進捗状況をみると、燕北幼稚園を燕東幼稚園へ統合、燕東幼稚園・小高保育園・藤の曲保育園の3園を25年度をめどに新たな場所で民営化による子ども園開園を目指す。

 本年度民営化の公募を行ったつぼみ保育園は、敷地の一部に所有権移転登記が済んでいない土地が確認され、選定作業を一時中断している。再開のめどが立った時点で公募を行う。

 吉田日出保育園については、きららにこにここども園への転園や、大規模改修済みの粟生津保育園に未満児の受け入れ環境が整備されたことなどから、23年度末に閉園する。

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