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茨城県青少年家庭課

県青少年家庭課が総工費1.5億円で児童相談所4カ所を改修

2020/12/18 日本工業経済新聞(茨城版)

 県青少年家庭課は、児童相談所4施設の改修に取り掛かる。12月補正予算では、工事費1億5087万7000円、委託料1504万8000円を計上している。設計を年明けにも指名競争入札で発注する。工事については、翌年度に発注することになりそうだ。新型コロナウイルスの感染症対策を徹底し、増加が懸念される児童虐待への相談体制強化を図る。

 県内には現在、中央(水戸市水府町864-16)、日立(日立市弁天町3-4-7)、鉾田(鉾田市鉾田1367-3)、土浦(土浦市下高津3-14-5)、筑西(筑西市二木成615)の児童相談所がある。

 このうち土浦では、空き部屋2室を改修して、現在5室ある相談室を7室に増やすほか、遊戯室を使って執務室を拡張する。それに伴い、倉庫を遊戯室にする。工事費は約6000万円、設計費が約600万円。

 施設概要は、1979年築、RC造2階建て、延べ床面積1096・9㎡を有する。

 鉾田はことし4月に中央の鹿行児童分室から独立。規模が大きくなることから、旧潮来保健所鉾田支所に移転する。潮来保健所鉾田支所は鉾田合同庁舎に移転している。

 旧保健所は74年築、RC造2階建て、延べ床面積920・16㎡。改修内容は、レントゲン室などの検査室から相談室(5室)への改修、執務室の改修。工事費約4350万円、設計費約450万円を確保している。

 同じく4月に中央から独立した日立では、宿直室を改修して現5室の相談室を6室とするほか、遊戯室を改修して執務室とし、現在の執務室を遊戯室にする計画。工事費約3900万円、設計費約400万円。

 施設概要は82年築、RC造平屋、延べ床面積409・93㎡。

 中央では、一時保護所の個別対応部屋のシャワー室となりに洗濯室を新設する。また既存の会議室を第2執務室にする。事業費は約800万円。施設は2012年築、S造2階建て、延べ床面積2734㎡。

 筑西については、数年前に全面改修をしているので、今回は対象外となっている。


【相談室の増設や執務室の拡張を行う土浦児童相談所】

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