越谷市は、（仮称）市立地域スポーツセンターの設計・施工を担う民間事業者選定に向け、年明け１月15日に個別対話を行う。寄せられた意見を募集要項案などに反映させ、募集条件を固めていく。現時点で応募者には単体企業、または複数企業によるグループの形を想定している。参加申し込みは４月から開始し、半年後をめどに優先事業者を選定、基本協定を結ぶ。

　事業者選定後は11月ごろから設計に着手し、22年９月末にまとめる。着工するタイミングでは事業用定期借地権設定契約を締結。完成後に定期建物賃貸借契約を結んだうえで、23年11月にも新施設を開業する。

　事業計画地は大沢２－10－21ほかの敷地７２８６・２４㎡。現在は大沢地区センターや第１・第２体育館などが立地している。既存施設は、新施設建設の着工までに市側が解体・撤去する。

　新施設でも、既存体育館２棟と同程度の機能を有する地域体育館を整備する。加えて、事業者側が考える小規模スポーツ施設や物販店舗、子育て関連施設なども導入も予定している。

　解体対象３施設の規模は、大沢地区センターがＲＣ造２階建て、延べ床面積４６２・１８㎡、第１体育館でＳ造２階建て、同１６２１・８３㎡、第２体育館では同２階建て、同１２００・３㎡となっている。

　事業者募集要項案策定に関するアドバイザリー業務は建設技術研究所関東事務所（さいたま市、電話０４８－８３５－３５０１）などの事業者が担当している。