JR新潟駅南口の新潟市中央区花園1丁目地内で、民間事業者による大規模な開発事業が計画されていることが分かった。事業主体は明らかになっていないが、国の優良建築物等整備事業により3棟で合計延べ床面積約4万7000㎡の施設を建設する。
計画予定地は、新潟駅南口の現在は駐車場となっているアップルスポーツカレッジ練習場跡地で、国際こども・福祉カレッジ新潟駅南キャンパス隣の敷地。
事業期間には2021年度~24年度までを予定し、新潟市では来年度予算に優良建築物等整備事業にかかる事業費の一部を盛り込みたい考え。現在のところ施設の補助対象部分への国と市の補助額に約32億3000万円を試算している。
3棟のうち、少なくとも1棟には、マンションなど居住人口を増加させる機能が入るもようで、同事業により花園1丁目地区の居住人口を本年度末時点での516人から25年度には1009人に増加させる。
なお計画地は、新潟市が指定を目指す都市再生緊急整備地域の候補エリアに含まれており、指定を受けると建築物の容積率の緩和や道路の上空利用などの優遇措置が受けられる可能性がある。
【写真=開発事業の計画地】