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正しく知って対処を/中越地区環境保全協議会がコロナ感染症講演

2020/12/26 新潟建設新聞

 長岡市でこのほど、中越地区環境保全協議会主催による2020年度合同研修会が開かれた。長岡リリックホールを会場に2部構成で講演が行われ、100人の参加者が熱心に耳を傾けた。

 冒頭あいさつに立った同協議会の平澤聡氏は「正しく知ろう、新型コロナウイルス感染症対策等」のメインテーマに言及し「的を射た主題で、正しく知ることは正しく恐れることと言える。その上で感染拡大を抑え、事業所の安心・安全を図るのがきょうの肝。本日の中身を生かしてほしい」と呼び掛けた。

 講演の1部は県長岡地域振興局健康福祉環境部環境センター環境課の眞保隆博課長代理が担当。新型コロナウイルスに係る廃棄物処理を軸に話を進めた。

 眞保講師は、家庭および一般の事業所から排出される感染者の生活系廃棄物(マスク、おむつ、使い捨ての食器等)の取り扱い方に注意を促し「不燃物はウイルスの感染力が失われるよう、1週間ほど待ってから排出するのが有効」と述べた。

 続く講演では「事業所における新型コロナウイルス感染症対策等」のテーマで新潟大学大学院の渡邉香奈子准教授が話題を提供し、空気、飛沫、接触の主要3感染経路の特徴を解説。特に飛沫感染では「普通に話をする時でも1m以内に飛散する。感染者が会話や咳をすると、室内の気流によっては5m飛散する」と警告。「換気やマスクは有効的」とし、あらためて密の回避、手洗いの励行、マスク着用などの徹底を訴えた。

【写真=コロナ感染症について学んだ】

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