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群馬県藤岡市

藤岡市は烏川大橋の耐震補強工事を21年度からスタート

2020/12/29 群馬建設新聞

藤岡市は2021年度、市道107号線・烏川大橋の下部工を対象とする耐震補強工事を計画している。渇水期となる10月ごろの工事着手に向け、一般競争入札を公告する見通し。JV編成か単体とするかなど詳細は今後の検討。現在、河川占用申請書の作成を大日本コンサルタント(東京都豊島区)が21年3月22日の履行期限で進めている。

耐震補強は21~23年度の3カ年、補修工事は23年度の単年度で工事実施を目指す。全体の概算事業費は5億2000万円を見込む。社会資本整備総合交付金事業で進める考え。

烏川を跨ぐ同橋は1979年度に完成した関越自動車道の側道橋。橋長411・3m、幅員9・05mの2径間と3径間の連続箱桁橋。下部工にはニューマチックケーソン基礎の柱式橋脚が4基設置されている。起点は立石新田地内、終点部については玉村町八幡原地内となる。建設に当たっては藤岡市、高崎市、玉村町、旧新町(現・高崎市)の4市町が費用を負担した。耐震補強も高崎市、玉村町が費用を負担する。

耐震補強は橋脚4基でRC巻き立てや縁端の拡幅、横変位拘束構造の設置、桁と橋台をケーブルで連結することによる落橋防止対策などを計画している。耐震補強設計は大日本コンサルタントが18年度にまとめた。

21年度はP1~P3橋脚の3基を対象にした補強を計画している。22年度はP4橋脚および落橋防止対策工事、23年度については落橋防止対策工事を引き続き進めるほか、補修工事に着手。23年度の工事全体完了を目指す。

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