記事

事業者
群馬県伊勢崎市

伊勢崎市が市民病院の救急センター室整備を月内公告

2021/01/06 群馬建設新聞

伊勢崎市は伊勢崎市民病院(連取本町12-1)の救急センター(室)整備工事を実施する。来週にも条件付き一般競争入札が公告となる見通し。新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念されるが、現状では工事を行う考え。今後の状況によっては工期変更などの対応も想定される。

同病院の救急患者受け入れ施設の充実に向けて、救急センター(室)を設置する。本館南側の受け入れ施設が手狭な状況となっていることから、機能の拡張を図る。処置室は現状の2床から3床に増床。これに伴い、観察室を7床から5床へと変更する。また、救急センター(室)南側への救急車用車寄せと渡り廊下の建設も実施。これらを一括して、市内に本店を有することを条件とする一般競争入札を行う見通しとなっている。工期は6カ月を見込んでいるが、新型コロナウイルスの状況によっては、延期される可能性もある。

同工事をめぐっては、2020年4月に実施設計の指名競争入札を予定したが、コロナ禍で取り止めた。その後、病院内部で見積もりを取り、下田設計(伊勢崎市)に随意契約で同業務を委託している。工事発注は当初秋ごろを見込んでいたが、1月までずれ込んだ。

当初予算の病院事業会計には、建設改良費3億3482万4000円を計上している。このうち、同センター(室)整備事業に1億7000万円を充てる。このほかに、飲用浄水設備の増設や空調改修工事などを実施した。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら