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高橋氏(見玉石材)に県知事除雪感謝状を贈呈

2021/01/06 新潟建設新聞

 新潟県は12月24日、新潟県知事道路除雪感謝状贈呈式を挙行し、見玉石材の高橋孝一氏に感謝状を贈呈した。

 高橋氏は33年にわたり除雪業務に従事し、国道405号津南町大赤沢~見玉間の11・1㎞の除雪を担当。当該路線は幅員狭小区間が多く、雪崩による通行障害が発生した際には速やかな現地確認、機械・人員手配により障害を除去するなど、丁寧な対応は地元住民からの信頼を得ている。また2006年の豪雪では雪崩により全面通行止めとなった除雪区間で、自衛隊と連携して雪崩処理の陣頭指揮を執り早期交通開放に寄与した。

 贈呈式では、金子法泰土木部長が「道路除雪を通じて県行政に大きく貢献していただいた。今後も健康に留意し、現場での安全作業、後進の指導に尽力していただきたい」と花角英世知事のメッセージを代読。

 高橋氏は「これからも安全で、安心して通れる道路除雪を行い、夏場のような道をつくりたい。まだまだ技術の向上をはかり、これまで以上に冬期の道路交通確保に努めたい」と決意を語った。

 県では毎年、除雪業務に20年以上従事し、他の模範となる除雪機械運転員に対して地域振興局長から感謝状を贈呈している。本年度から30年以上の除雪業務に加え、雪害時の迅速な対応や技術の伝承等に努め地域からの評価が高い除雪機械運転員を対象とした知事感謝状を創設。高齢化や若手の入職者不足が進む除雪作業での除雪機械運転員の意識高揚と技術の研さん、新たな人材確保を図る。

【写真=感謝状を受け取る高橋氏】

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