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群馬県桐生土木事務所

県桐生土木事務所はCCUS工事を発注

2021/01/07 群馬建設新聞



県桐生土木事務所は3月までに、建設キャリアアップシステム(CCUS)の活用試行工事4件を予定している。発注方式は検討中で、内訳は受注者希望型2件、発注者指定型2件。受注者希望型はともに桐生市内を対象とした市道1級208号線道路改良工事および青木沢砂防堰堤工。発注者指定型は桐生都市計画道路3・4・10赤岩線での電線共同溝敷設工事で延長400mずつ2分割で発注する。

受注者希望型は桐生市黒保根町下田沢地内の市道1級208号線道路改良工一式および桐生市川内町1丁目の青木沢砂防堰堤工一式。なお、これまでに4件が発注済みとなる。

発注者指定型としては桐生都市計画道路3・4・10赤岩線の電線共同溝敷設工事を施工延長400mずつ分割して発注する。事業対象区間は渡良瀬川に架かる赤岩橋東詰を起点に、宮前町一丁目交差点までの東西約1000m。街路事業とし、拡幅工とともに電線共同溝敷設工を計画している。同路線は中心市街地へのアクセス道路で、朝夕を中心に交通渋滞が発生しやすい。歩道の狭あい区間では、歩行者や自転車の安全確保が課題となっている。共同溝は全区間の両側歩道下に敷設。管種は電力管や共用FA管、ボディ管の3種を予定している。東京電力やNTT、群馬県警察の通信用電線などを引き込む。詳細設計はコイデ(前橋市)が作成した。残る約600mは用地買収を進めている状況で、買収が完了次第、工事を進める方針。

CCUS活用工事は現場管理者ID登録やカードリーダーの設置・稼働により工事成績評点へ0・5点を加点する。元請け・下請けの技能者および下請け企業がICカードを新規登録した場合も最大1点を加点する。カードリーダーの新規購入費と現場利用料は、現場管理費として計上される。CCUSを利用して出力した書類は、県の形式以外も認めることとなっている。

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