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赤羽国土交大臣が除雪業者に感謝と激励

2021/01/07 新潟建設新聞

 赤羽一嘉国土交通大臣が12月26日に県内を訪れ、12月16日~18日にかけての豪雪に対応した湯沢地域の除雪業者に感謝と激励を行ったほか、国道289号八十里越事業などを視察した。

 北陸地方整備局湯沢維持管理事務所で赤羽大臣は、湯沢管内の国道、高速道路の除雪を担当する▽文明屋▽笛田組▽森下組―と、高速道路の除雪を担当する▽ネクスコメンテナンス新潟▽井口建設工業▽伊米ヶ崎建設―の6社に対し、「除雪作業をはじめ地域の守り手として日ごろから献身的な尽力をいただき、この地域を襲った豪雪では大変な状況の中での除雪に感謝申しあげる」とし、関越自動車道で起こった長時間にわたる立ち往生を受けて「二度と同じような事案が発生しないように国土交通大臣として気を引き締めたい」と語った。

 請負事業者を代表して森下組の峠義輝氏は「二十数年にわたり、国道除雪に携わっているが、初期の降雪がこのような大雪に見舞われたのは初めての体験だった」とし、当時の状況として「朝、除雪基地に来るはずのオペレーター達が交通障害に巻き込まれ、除雪基地まで行けない、遅くなるという連絡が次々と耳に入ってくる。夜勤を終え基地に戻ってきたオペレーター達に残ってもらい休憩する間もなく、再出動を命じた。車庫がつぶれてしまう、電話線が切れた、家族の車が動けないなどオペレーター達も家に帰りたい気持ちを抑えながら、除雪作業にあたった」と説明。また「次の降雪に備え、路肩に溜まった雪を運搬排泄する作業を毎日、夜間まで行っている。オペレーター達の疲労がピークに達しようとしているが、私たちは受注者としての責任を果たすため、発注者、会社、協力業者、隣接工区と一丸となって、次の困難に立ち向かう」と決意を語った。

 このほか国道289号八十里越事業の視察では、北陸地整長岡国道事務所の松永和彦事務所長より事業概要が説明されたほか、地元の滝沢亮三条市長から事業推進に対する要望書が手渡された。

【写真=除雪業者に頭を下げる赤羽大臣、要望書を手渡す滝沢市長(右)】

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