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群馬県河川課

県河川課が休伯川で内水対策計画策定へ

2021/01/08 群馬建設新聞

県河川課は太田市と大泉町、千代田町を流れる休泊川の流域で総合的な内水対策計画の策定を進めている。県だけでなく流域の市町村および国土交通省と協力し、それぞれが実施する対策などをまとめる。2021年度早期の策定完了を目指す。計画期間は10~20年間のスパンを見込む。

休泊川は太田市から大泉町を抜け、利根川にそそぐ河川。大泉町の途中にある富士堰で新谷田川放水路に分岐して千代田町に入り、国の休泊川排水機場により利根川へ放水している。19年の台風19号の際には、利根川の増水により排水が効率的にできなくなり、休泊川の下流側や放水路のある千代田町内で内水被害が発生。これまでに下流部で河川整備を行い、現在も上流工区と位置付けて太田市から大泉町内で改修工事を推進している。

計画は、休泊川沿いが市街地となっていることなどから県が行う河川断面の拡幅など河川整備による対策だけでなく、雨水の一時貯留など国や流域市町村が行う対策をソフト・ハードの両面で検討。20年10月には国と市町村を含めた協議会を立ち上げ、県も河川課だけでなく下水環境課や農政部など関係部局が参加し、対策を協議している。策定にあたっては検討業務を邑楽・館林圏域河川整備計画の見直しと合わせて東京建設コンサルタント(東京都豊島区)が行っている。

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