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茨城県つくば市

つくば市の第2次市営住宅長寿命化計画案

2021/01/08 日本工業経済新聞(茨城版)

つくば市住宅政策課はこのほど、第2次市営住宅長寿命化計画案を取りまとめた。対象は20団地、120棟で、期間は2021~30年度までの10年間。21年度には駒形団地(谷田部3954、3979-1)と、ひがし谷田川団地(谷田部4774-1)で外壁や屋上、浴室や給湯設備などの改修に取り掛かるほか、26~27年度には吾妻住宅(吾妻4-9-1)で建て替えを行う。さらに長期的には、31年度以降に谷城団地や西町団地を新築する計画もある。

 26~27年度に改築する吾妻住宅は、1981~82年度築でRC造。304~315号棟まで12棟ある。耐用年数は超えていないが、バリアフリー化が難しいため、同じ場所で建て替える。新施設は中層耐火構造の片廊下型で、304~306号棟は8戸、307~315号棟は7戸を想定。概算事業費は除却と新築合わせて14億8692万円。

 駒形団地では、2022年度に3364万円を投じて1・2号棟(1975~76年度築)の排水管改修のほか、2021年度に9542万円で3~5号棟(1996~97年度築)の外壁と屋上(アスファルトシングル)の改修を実施する。

 ひがし谷田川団地では、2021年度に1・2号棟(77~78年度築)の外壁と屋上(シート)の改修、3~5号棟(79~81年度築)の浴室・3点給湯の改修を予定。2022年度は3~5号棟の外壁・屋上(シート)、23年度は1~5号棟の排水管を計画。

 台町団地(谷田部6211-14)では23年度、1~3号棟(1988年度築)で浴室・3点給湯の改修を実施。概算事業費は3051万円。

 大砂住宅(大砂1142-2、90年度築)では2022年度、浴室・3点給湯を改修する。事業費は2288万円。

 金田住宅(金田74-1)では、2022~24年度の間に1A号棟、2A号棟、1B号棟、1C号棟で浴室・3点給湯および排水管の改修を計画。事業費は1億3544万円。

 そのほか、2031年度以降の長期的な管理見通しによると、谷城団地(小白硲671-18、73~74年度築、簡易耐火構造平屋)が耐用年限を経過し、改修による長寿命化が見込めないことから、改築する。概算事業費は6億3080万円。

 また、西町住宅跡地(谷田部1432-2)に、2036~37年度に20戸以上再建する。事業費は3億1540万円。

 北条日向団地(北条391-1、1978~79年度築、簡易耐火構造2階建て)については、2033~34年度にかけて改築する方針。概算事業費は除却と新築合わせて7億8020万円。

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