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事業者山梨県
見出しワインミュージアム関連予算 新年度補正に計上か  
掲載 2021年1月8日山梨建設新聞  
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 “ワイン県"を宣言した山梨のシンボル的施設として計画されているワインミュージアムについて県は、関連予算を計上する時期について、早くても新年度の補正予算になるとの見通しを示した。新型コロナの感染拡大が続く中、収束のめどが付くまでは庁内で検討を進め、動き出しの時期を見極める。
 事業化に向けては構想の策定支援や各種調査業務などの外部委託が予想される。県観光振興課は、新型コロナにより、従来とは観光のスタイルや施設に求められる機能が変わることを見据え、施設のイメージをゼロから検討し直す方針。このためコロナの先行きが不透明な中、編成が進む「来年度(2021年度)当初予算への関連経費の計上は考えていない」(同課担当者、以下同)という。
 ただコロナ収束のタイミングを見て補正予算に盛り込む可能性については「もちろんある。そのための年4回の補正予算だ」と、可能な限り前掛かりに計画を進める姿勢を示した。
 ワインミュージアム建設案は、19年8月のワイン県宣言後に開かれた、県の主要施策を協議する庁内会議で出た。同課は「ワイナリーもたくさんあるし、ぶどうの丘もある」と、甲州市を候補地の一つに挙げ、同市に話を持ち掛けた。それに対し同市は20年6月、市営観光施設「ぶどうの丘」をリノベーションする構想を県に示すなど、歓迎する姿勢を見せた。しかしコロナの感染拡大により構想づくりは一時中断。観光戦略の見直しが必要となる中、「造ったら動かすことができない施設整備については、本当に見極めていかないといけない」と、より慎重さが求められている。
 鈴木幹夫甲州市長によると、県は既存施設を活用する場合、延べ床面積で800~1200㎡は確保したい考え。ぶどうの丘の敷地面積は借地などを含め約4・7haあるが、「丘」だけに起伏が多く、まとまった平地は多くはない。
 同施設は、噴水があるエントランスに約200種類のワインカーヴ、宿泊・温泉・イベント施設、レストラン、売店、バーベキュー場など充実した設備を備える。しかし、いずれも老朽化が進み、市は年次計画を立て改修を進めている途中だ。かねて施設の経営が厳しかった所にコロナが追い打ちを掛ける。市としてはワインミュージアム話に乗りたいところだが、まだ候補地の一つに過ぎない。「ほぼ計画を白紙に戻して考え直す」という県はワインとの関わりが深いこの地を選ぶのか、注目される。

【写真=候補地に挙がるぶどうの丘】

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