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ことし1年の工事安全祈願/2021年 工始祭挙行

2021/01/15 新潟建設新聞

 新潟県建設産業団体連合会(植木義明会長)は12日、新潟市内の白山神社で工始祭(たくみはじめさい)を執り行った。工始祭は、年頭に作業の安全と建物の永遠の繁栄を祈願する恒例行事。当日はコロナ感染拡大に配慮しながら新年の工事安全を祈願した。

 白山神社拝殿での祝詞奏上後、新潟市建築組合連合会有志による「匠始ノ儀式」では、鋸ノ儀、墨指し・墨付ノ儀、釿打ノ儀、鉋ノ儀のほか、槌打ノ儀が古式にのっとり厳かに行われ、続いて植木会長や構成団体の各代表、新潟県土木幹部らが玉串を奉げた。

 直会で植木会長は昨年について、「コロナ禍に見舞われた中ではあるが、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策事業をはじめとした公共事業予算が着実に執行され、設計労務単価のアップなど受注環境が着実に改善された年だった」と振り返り、新たな年について「若者から職業として選択してもらえるような魅力ある産業づくりに取り組んでいく」と述べ、建設業にまい進できる充実した一年になるようにと期待を込めた。

 来賓からの祝辞では最初に、県土木部の金子法泰部長代理で出席した星丈志副部長が「安全活動の原点に立ち返ってほしい」と求めると、新潟労働局の阿部充局長は「建設業における労働災害の4割近くが墜落・転落災害によるもの」とし、対策を呼び掛けた。

【写真=植木会長、鋸ノ儀のもよう】

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