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蓮田市がパルシー改修基本計画を月内指名

2021/01/15 埼玉建設新聞

 蓮田市は、総合市民体育館(パルシー)の大規模改修とサブアリーナ併設に向けた基本計画策定業務の指名競争入札を月内に通知する見通しだ。18日開催予定の庁内委員会で指名対象業者の選定などを行い、月末までに指名通知するとみられる。12月補正予算で委託費1386万円を措置している。

 築20年以上が経過したパルシー(閏戸2343-1)を中長期的に維持するための大規模改修の基本計画を検討する。具体的な改修内容、整備手法にスケジュール、概算事業費などの大枠を整理する。

 現施設はRC造一部S造2階建て、建築面積5043㎡、延べ床面積6995㎡の規模。広さ2073㎡のアリーナ(観客席2006席)に加え、武道場(柔道場・剣道場各1面)、トレーニングルーム、200mランニングコース、会議室などを備えている。竣工当時の設計を相和技術研究所、本体工事(建築)は熊谷組・岩崎工業・三ツ和総合建設業協同組合JVが担当した。

 基本計画では大規模改修と合わせ、サブアリーア併設の可能性についても検討する。パルシーの敷地東側(元荒川側)が建設候補エリアとなる。詳細な規模・機能は基本計画での検討課題となるが、別棟を建てたり、既存施設を増築したりする手法などが想定されている。

 今夏の基本計画に関しては一般競争入札を適用する可能性もあった。市によると、工事発注に直結する案件ではないことなどを考慮し、現時点で指名入札の採用が有力となっている。

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