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新潟県南魚沼市

工事3件、技術者3人に栄誉/優良工事等表彰式開く

2021/01/19 新潟建設新聞

 南魚沼市は15日、2020年度優良工事・優秀技術者表彰式を挙行した。19年度履行の91工事から選定された優良3工事の受注者、優秀技術者3人の栄誉をたたえ、林茂男市長が表彰状を手渡した。

 林市長は「例年11月18日の土木の日の開催だったが、本庁舎におけるコロナ感染の事案の発生で閉庁し、日送りした。12年から合計で30件の工事を表彰してきた。工事は模範的で、技術者は高い技術力と調整能力が評価された。今後も既存施設の適切な更新と長寿命化を図る。災害に強く持続可能なまちづくりを進めたい。今後も尽力をお願いする」と祝いの言葉を贈った。

 これに対し、受賞者代表による謝辞に立ったカネカ建設の関秀俊代表取締役が「地域と共に生きてゆく地元企業として、社会資本整備に全力で努めたい」と意気込みを語った。

 優良工事受注者および優秀技術者、表彰理由は次のとおり。※敬称略

 ◆井恒興業(山田正夫)=寺裏雨水幹線函渠布設(その2)工事

 ◇浸水対策の雨水幹線新設に当たり、中心市街地での工事に際しての積極的な地元調整で事故やトラブルもなく完了させた。隣接工区での工事完了を受けての着工で短い工期となったに関わらず、追加変更工事にも柔軟に対応。適正な工程管理、品質管理で優れた施工がなされた

 ◆カネカ建設(山口俊彦)=上田小学校大規模改造(建築)工事

 ◇統合する小学校の大規模改造工事に当たり、適切な作業改善と工程調整で教育活動への影響を最小限に抑え、工期内に完了した。多岐にわたる工種の日常の出来形管理をはじめ、写真管理を適時的確に行い、工事全般について優れた施工がなされた

 ◆宮仲開発(大久保勉)=トミオカホワイト美術館屋根外壁改修工事

 ◇当初予定の屋根、外壁の張替え工事に際し、館内の作品保護を優先。温湿度の変化抑制カバー工法を提案し、採用した。現場代理人の豊富な経験から、施設の使用状況に合わせた適切な施工がなされた。工事による休館日を最小限に抑え、限られた工期内に無事故で完了した

【写真=受賞者全員で市長を囲んだ】

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