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埼玉県さいたま市

さいたま市が会館うらわ解体を6月にも

2021/02/02 埼玉建設新聞

 さいたま市は、再開発ビルへの機能移転が決まっている市民会館うらわ(浦和区仲町2-10-22)の現施設解体に向け、6月にも工事の一般競争入札を公告する。早ければ9月定例議会に契約議案を付議し、2021年内の着工、23年度の解体完了を目指す。21年度当初予算案で示した3カ年継続費7億1973万1000円の大半が工事費に充てられる。

 1971年に竣工した現施設はSRC造地下1階地上8階建て、建築面積1788㎡、延べ床面積7090・97㎡の規模で、ホール(478席)・コンサート室・集会室などを備えている。敷地面積は3291㎡。

 文化振興課によると早くて9月、遅くても12月議会への契約議案付議が間に合うよう、工事発注のスケジュールを調整している。継続費の年割額は2021年度2億1591万9000円、22年度4億6782万5000円、23年度3598万7000円に設定した。

 解体設計については工藤孝建築設計事務所(さいたま市、電話048-832-7308)が受託している。

 現うらわの土地・建物はロイヤルパインズホテル浦和西側に位置する。解体跡地を巡ってはNHKが今後取得して活用する可能性がある。

 市民会館としての機能は、JR浦和駅西口南高砂地区に今後整備される再開発ビル(21年度除却工事着手、25年度竣工予定)に移される。ビルの3~5階部(約7200㎡)が専有面積となる見通しだ。

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