佐渡市は1月31日、新両津病院の基本設計者選定のための公開ヒアリングを開催した。技術提案書を提出した5者が、オンライン形式で実施方針や業務体制、配置計画などの提案を行った。選定結果は近く同市ホームページで公表する。
提案者は、高低差のある地形を生かした配置計画やトキや佐渡の歴史文化を取り入れたデザイン、屋上庭園や分かりやすい診療部門の導線などのアイデアを説明。 病院職員の意見の反映方法や災害時の機能、塩害への対応、コスト縮減への提案などで委員と質疑が交わされた。また構造についてはヒアリング段階で、免震構造とRC造が各1者、そのほか3者はS造を提案している。
新病院は梅津地内の両津公民館、両津文化会館跡地に建設。病床数60床、3階建て、延べ床面積約5700㎡を計画。全体事業費に約51億6000万円を試算し、病院建設、外構、設備工事費に約37億6000万円を見込む。基本設計の履行期間は2021年10月31日まで、21年度中に基本・実施設計をまとめ、22年7月ごろに建設工事を発注。24年度10月の開院を目指す。
【写真=オンラインでヒアリング】