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栃木県さくら市

さくら市予算案、普通建設費12.6億、総合公園コート、壁打ち施設に1.7億

2021/02/03 日本工業経済新聞(栃木版)

 さくら市は2日、2021年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比2・6%増の187億8000万円で過去3番目の規模。普通建設事業費は15・6%増の12億6511万7000円。総合公園のフットサル兼用テニスコートや壁打ち施設、駐車場等整備に1億7500万円、氏家小や上松山小、南小のトイレ洋式化等整備に2133万円を計上。新規では草川地区雨水排水対策事業として市道U1-16号の詳細設計に700万円、勝山公園再整備(桜の見本園)に3902万円を措置した。

 既存事業では、給食センター建設に向けた発注支援業務に2248万4000円、お丸山公園再生計画提案業務に800万円、B&G海洋センターの鉄骨腐食部塗装・膜体張り替え工事に2790万7000円、地方創生道整備交付金事業に4億1750万円、氏家駅東地区魅力向上事業に479万6000円、氏家駅周辺の滞留空間に係る道路整備に2597万円、農業用ため池防災減災対策事業に2000万円を配分。

 お丸山公園では民間活用可能性調査及び活用方針を策定する。道整備交付金では市道と広域農道、一般農道を一体的に整備する。氏家駅東地区では権利者に意向調査を行い基本計画を策定する。農業用ため池では長寿命化計画策定や地震耐性評価等を実施する。

 このほか、消防団詰所の建て替え工事に3010万1000円、園芸ハウス施設整備支援に1000万円、農道整備事業に3275万円、道の駅きつれがわ滞留空間整備に445万3000円、店舗の店前及び店内改修への支援に850万7000円、移住推進事業に428万8000円、学校ICT管理事業に1億5015万5000円、桜の郷づくり事業に952万2000円を措置した。

 桜の郷づくり事業では、桜の新規植栽や早乙女桜並木の一部伐採などを実施する。

 上阿久津台地土地区画整理事業特別会計は前年度比28%減の3億457万1000円。下水道事業会計の資本的支出は4%減の9億4374万7000円。水道事業会計の資本的支出は11・1%増の9億3394万8000円。

 上阿久津地区は区画道路築造工事費や整地造成工事費、物件移転補償費などを計上。下水道事業では管路建設改良費や処理場の維持管理経費など、水道事業では配水設備の維持管理経費などを盛り込んだ。

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