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(社)新潟県建設業協会

青年部会が金子県土木部長と意見交換

2021/02/05 新潟建設新聞

 県土木部と新潟県建設業協会青年部会(猪俣一成部会長)との意見交換会が2日、新潟市内の新潟県建設会館で開かれ、青年部会からは各地の実情や除雪などの状況を金子部長に伝えた。

 当日は土木部から金子法泰部長と清田仁監理課企画調整課長が出席。青年部会からは猪俣部会長をはじめ、富樫隆教副部会長、細川一彦副部会長ら15人が県内各地から集まった。あいさつで猪俣部会長は「本年度はコロナの1年間となったが、こういった時代だからこそ現場でものを造るわれわれ建設業界は、新潟県の皆様と意見交換をさせていただきながら、われわれ現場の声を共有し合うことで良いものづくりができると感じている。また今年は除雪でも大変な年となり、各地区からは疲労感であったり、担い手不足の影響が出ているという話もある。本日は金子部長の講演をいただきながら、未来を見据えた意見交換をさせていただきたい。われわれ青年部は業界をどう描いていくか、5年後、10年後も新潟県にとって大事な業界であるためにどうしたらよいかを青年部も一生懸命考えているので、本日をよい契機としたい」と意見交換の意義を強調した。

 続いて金子部長は「各地域の実情や今後の除雪についての不安点など生の声をお聞かせいただければ、この意見交換会もさらに充実したものとなる」と述べ、有意義な意見交換となるよう期待した。

 意見交換に先立ち、金子部長の講演が行われた。金子部長は「人口減少や高齢化社会に伴い、地域の防災組織の人手は誰が担っているのかというと、建設業に携わる人がプライベートでかかわっていることが多く、そのことで地域の防災力を高めることにつながっていると私は思っている。また、祭りや伝統芸能を行うに当たって、建設業に携わる人がいなければ守っていけるのか。そういう観点からも伝統芸能の継承も建設産業が担っていると私は思っている」と述べ、建設業が地域の守り手という役割を通じて、基盤整備だけではなく防災組織の担い手や地域行事への参画を通じて、地域力の向上や伝統文化の継承など、さまざまな成果を上げていることを多くの人に知ってもらう必要があると力を込めた。

【写真=猪俣部会長、金子部長、部会員15人が参加した】

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