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埼玉県さいたま市

さいたま市が大砂土保育園で修繕着手へ

2021/02/08 埼玉建設新聞

 さいたま市は、大砂土保育園(北区土呂町1-51-8)で計画している老朽化対策工事の一般競争入札を2021年度半ば(8~10月)にも公告する。建築・設備の各種修繕工を一括発注するか分離施工とするかについてはまだ結論が出ていない。22年8~10月の完工目標を順守できる発注手法を採用したい考え。

 大砂土保育園(1965年設立・許認可)の施設規模はRC造2階建て、延べ床面積743・82㎡。92年に園舎が建て替えられ、現在は子育て支援センター(併設型)の機能も兼ねる。JR土呂駅北西に位置し、敷地面積が982・92㎡となっている。

 21年度に発注する修繕工事で建築・設備の機能回復を図る。想定する修繕内容は▽屋上防水▽屋根改修▽外壁改修▽建具改修▽内部仕上げ改修(天井・壁・床の劣化部分)▽トイレ改修▽電気設備改修(電力・受変電・通信・情報設備)▽機械設備改修(空気調和設備、自動制御設備、給排水衛生設備)――など。

 21年度当初予算案には、工事費となる2カ年継続費2億4361万円(21年度1億827万2000円、22年度1億3533万8000円)を組み入れた。実施設計に関しては原田省吾建築設計事務所(さいたま市、電話048-642-0500)が担当している。

 21年度に修繕工着手を予定している市立保育園は現時点で大砂土だけ。老朽化対策が必要な園舎はまだ複数あることから、担当者は「設計・施工の準備に引き続き注力したい」としている。園舎リニューアルのニーズは当面続くことになる。

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