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茨城県阿見町

阿見町が21年度当初予算案につぼみ会保育園建設補助金

2021/02/10 日本工業経済新聞(茨城版)

 阿見町(千葉繁町長)は9日、記者会見で2021年度当初予算案の概要を発表した。主なものでは、公共下水道整備事業に5億10万1000円、道路橋梁維持補修事業に3億6771万9000円、配水管路布設工事に3億3766万円、都市計画道路寺子飯倉線整備事業に3億1376万3000円、民間保育施設整備事業費補助金に2億2750万円を盛り込んだほか、新規で牛久阿見IC周辺開発事業に1925万円、曙地区街区公園整備事業に1795万2000円を計上。

 一般会計の総額は169億7900万円で、前年度比0・1%(1200万円)の増。

 普通建設事業費は、同29・6%(6億6557万9000円)減の15億8148万円。要因は霞クリーンセンター改修事業や地区公民館整備事業の終了。

 まず、民間保育施設整備事業費補助金は、社会福祉法人つぼみ会(東京都北区、榎本一雄理事長)が新設する保育園建設に対するもの。

 建設地は荒川本郷2062―7ほか2筆の町有地で、敷地面積4214・46㎡。構造はW造平屋3棟で、延べ床面積は合計795㎡。定員は150人。

 6~7月にも工事に関する入札を行い、9月から来年2月まで施工し、4月1日の開園を予定。

 新規の牛久阿見IC周辺開発事業には1925万円を措置。ICアクセス道路(県道)の整備が24年度の全面完成を目指して進められており、周辺の利便性向上が期待されていることから、生産・物流系の企業誘致を想定し、まちづくり基本調査に取り掛かる。

 対象は、県道土浦竜ヶ崎線バイパスと県道土浦稲敷線バイパスの交差点を中心とした実穀地内の約60ha。内容は現地踏査、実態調査、まちづくり基本構想等の整理、権利者の意向調査、企業の需要調査など。早ければ6月に指名競争入札で発注する。

 また、同じく新規の曙地区街区公園の整備事業には1795万2000円。町営の曙住宅の跡地に約1万㎡の公園を新設する計画で、21年度は測量と基本設計を行う。6~7月にも指名競争入札で発注予定。

 道路関係では、道路橋梁維持補修事業に3億6771万9000円。舗装修繕工事(9路線、L3500m)に1億3534万1000円、草刈委託に9375万円、維持補修工事に4920万円、交通安全施設工事に4540万円を配分。

 道路新設改良事業は8799万2000円。舗装工事(4路線、L約293m、西方、二区南、霞台、青宿)、排水整備工事(2路線、L約295m、三区上、三区下)を計画。

 都市計画道路寺子飯倉線(L1650m、W17m)には3億1376万3000円を充当。工事(L400m)や用地買収、設計などを予定。

 そのほか下水道会計では、汚水管渠整備事業に5億10万1000円。荒川本郷地区の管渠整備(口径200㎜、L約400m)や、筑見地区の管渠整備(口径200㎜、L約2000m)など。

 水道会計では、配水管布設工事に3億3766万円。福田、三区上などで総延長約8300m。

 中央、鈴木、西郷などの配水管の布設替え工事(L約1000m)には9900万円を充てる。

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