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桐生市は2021年度当初予算案

2021/02/13 群馬建設新聞

桐生市(荒木恵司市長)は12日、2021年度当初予算案を明らかにした。新庁舎建設工事に向けた実施設計業務委託料などを含む2億3993万6000円を計上。(仮称)黒保根義務教育学校整備事業は2億306万7000円を確保し、22年4月の開校に向けて、改修および増築工事を実施する。

荒木市長は記者会見で「前進・創造・挑戦の3つのキーワードを掲げ、予算編成を行った」と述べた。一般会計は前年度比7・8%減となる438億円。普通建設事業費は同51・9%減の34億5155万5000円となった。市民体育館や共同調理場、陸上競技場などの大型整備事業が完了するため、減額となり、例年ベースの事業費に推移した。構成比は7・9%。

市営住宅改修事業は4億2929万7000円を計上、錦町三丁目団地の耐震改修工事費などに充てる。同団地はRC造11階建てで延べ床面積6841・86㎡の規模。耐震補強を行うほか、エレベーターの更新や外壁のクラックや浮きの補修、屋上の防水シート張り替えなどを予定している。設計業務は群馬県建築設計センター(前橋市)が2021年3月末納期とし、進める。

このほかの主要事業は次のとおり。

【桐生が岡動物園整備事業】

レッサーパンダを導入するための新獣舎を建設する。旧ゾウ舎跡地の約600㎡に建設予定で、設計業務は群馬県建築設計センター(前橋市)が3月末納期で進めている。建設工事費など1億8213万4000円を確保。

【重伝建公開施設整備事業】

地区の交流拠点とするための(仮称)重伝建地区公開活用施設の整備に向け、保存修理工事実施設計業務を委託予定。委託料などを含む1283万4000円を確保している。

【新里体育施設管理事業】

1億1666万3000円を計上、新里社会体育館の北駐車場舗装整備および同体育館の畳取り替えや、新里庭球コートの全面改修などを計画している。

【桐生大橋長寿命化事業】

桐生大橋の安全性を確保するため、20年度に引き続き工事を行う。事業費は1億5600万円としている。

【都市公園施設長寿命化事業】

桐生が岡公園トイレ改築工事などを実施予定、事業費5237万円を盛り込んでいる。

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