さいたま市は、耐用年数に課題がみられる水道関係施設のうち西部配水場(桜区神田646)の機能更新を見据えた新規用地取得などを検討する。施設稼働を維持しながら円滑に更新工事に取り組むため、仮設の代替施設を構築した上で本体工に移る事業手法などの実現可能性を調査する。
西部配水場の1日当たりの配水能力は8・4万?。配水池、深井戸、着水井、混和池、ろ水機などで構成する。更新着手に当たり、市は安定給水の観点から工事期間中も施設稼働を止めない方針を固めた。そのための用地取得・代替施設設置などが検討課題となる。
今回の更新事業を巡っては、現施設と同じ桜区内の旧県衛生研究所跡地(上大久保519-8ほか、2・5ha)の一部に移転する可能性も検討したが、条件が合わず断念した。