記事

事業者
栃木県矢板市

矢板市予算案、長峰公園修景池改修へ、文化体育施設に設計費

2021/02/13 日本工業経済新聞(栃木版)

 矢板市は12日、2021年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比3・4%減の130億800万円。普通建設事業費はスマートIC整備などの完了で41・7%減の9億9488万6000円。文化体育複合施設の基本・実施設計費、長峰公園修景池の改修工事費を計上。わかば通りや各市道整備の用地取得を推進する。

 文化体育複合施設は基本・実施設計などに8060万円。とちぎフットボールセンター内に建設し、整備手法も検討していく。長峰公園の整備は4050万円で修景池を改修。自然石護岸とし、園路舗装や木製デッキ、手すりの工事も実施する予定。

 国民体育大会推進事業は会場の矢板運動公園の主要工事が完了。新年度はフェンス更新やサッカー練習用の芝約2000平方mの張り替えなどが計画される。

 わかば通りは5160万円。とちぎフットボールセンター南側の東西道路で用地を取得。事業区間は同センターと富田アンダー付近を結ぶ延長約350m、計画幅員16m。富田アンダーはポンプ電源設備の地上化に向けた検討に300万円。

 道路新設改良費は3億4900万円。市道木幡・安沢1号線、109号線、泉・長井1号線、長井・幸岡1号線を整備。新年度は用地取得を中心に事業を進め22年度からの工事に備える。舗装修繕事業は3880万円

 地籍調査費は2900万円。中心市街地で本町Ⅰ、Ⅱ地区に続いて本町Ⅲ、上町Ⅰ地区に着手する。空き家等対策は510万円。

 林道橋梁点検業務は420万円。寺山線などで点検が実施される見込み。ため池施設長寿命化計画を策定する。

 八方ヶ原施設運営事業は1000万円。市観光振興アクションプラン(仮称)の策定や各施設の長寿命化修繕、シカ食害防止を含む大間々レンゲツツジ保全対策などを実施する。

 景観計画の策定に560万円、市営住宅の指定管理者制度導入に1900万円を計上。市営住宅の指定管理者は市施設管理公社が候補者。期間は21~23年度の3年。

 庁内LAN管理運営事業はDX実証実験機器整備業務、テレワーク対応端末整備業務に340万円。庁舎管理は電話交換機更新に200万円、公共施設等総合管理計画改定に540万円、デマンド交通や地域共助型生活交通を運行する市営バス事業に2970万円。

 住基ネットシステムなどの改修や磁気カードリーダライタ購入、マイナンバーカード管理システム導入に400万円。衆議院議員総選挙費2110万円、第2期健康増進計画後期計画策定に390万円を計上した。

 水道事業会計は12億6400万円(前年度比3・1%増)。施設整備費は4億3500万円(0・7%減)。老朽管更新や水源施設の整備を進める。

 下水道事業は12億9210万円。管渠建設改良費は2億7300万円。ハッピーハイランド矢板排水事業特別会計は960万円(76・6%減)。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら