記事

事業者
新潟県胎内市

設計はプロポーザルで 総事業費30億 中条小の全面改築事業

2021/02/16 新潟建設新聞

 胎内市は、中条小学校(大川町16-56)の建て替えに係わる設計業務をプロポーザル方式で選定する。新年度当初予算に設計費を計上し2021年、22年度の2カ年で基本、実施設計の作業を進め、23年度から工事に着手する。

 総事業費に30億円程度を見込む。



 学校を運営しながら工事を進めるため、工事計画や配置計画などを提案してもらうとし、プロポーザルにより設計者を選定する考え。発注時期は現段階では未定。

工事は、23年度から仮設校舎の設置、既存校舎の解体に取り掛かり、その後建築本体工事に着手。26年度の供用開始を目指す。

 総事業費には約30億円を試算するが、今後設計を進める中で具体的な金額を詰めるとしている。 

 中条小は南棟と北校舎の2棟構成となっており、南校舎は1962年に完成、83年に改修を実施、北校舎は72年に建てられた建物。ともに老朽化しているため南校舎は2016年度、北校舎は19年度に耐力度調査を行った結果、いずれも耐震基準を下回っていると判断され、構造上危険な建物であるとされた。また図書室も1972年に建設された施設のため、比較的新しい屋内運動場を除く、南校舎(昇降口含む)、北校舎の建て替えとともに全面改築する。

 さらにグランドについても新校舎完成後に改修工事を行うとしている。

 既存の南校舎(管理・教室棟、理科室)は、RC造3階建て、延べ床面積2403㎡。北校舎(教室、特別教室棟)がRC造3階建て、延べ床面積2498㎡。

2016、17、19年度に実施した耐震調査は、いずれも太陽設計が担当。

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら