記事

事業者
栃木県益子町

益子町予算案、役場周辺区画整理を推進、都市計画道路設計や地質調査

2021/02/16 日本工業経済新聞(栃木版)

 益子町は、2021年度当初予算案をまとめた。一般会計は前年度当初比3・5%増の80億円。普通建設事業費は19・5%減の5億205万円。役場庁舎周辺土地区画整理関連事業に1727万円を計上。新年度は都市計画道路の設計や地質調査などを実施する。このほか図書館基本計画策定支援や地籍調査を推進。新規では農業用ため池防災対策、チャレンジショップ整備、南運動公園芝張り替え、改善センター改修などに予算配分した。(5面に主要事業予算額)

 役場周辺土地区画整理事業は、役場南側に施行面積約10・5haの新たな居住拠点を形成。施行期間は20~26年度を予定。都市計画道路設計、地質調査のほか仮換地案を提示する。

 図書館基本計画策定支援は393万円を充当。新年度に基本計画を策定し22年度に基本設計、23年度に実施設計、24年度の工事着手と25年度の供用開始を目指す。

 農業用ため池防災対策事業は1億5100万円を措置し、町内16カ所を調査。地籍調査事業は大沢、前沢地区に4190万円を充てた。

 起業支援施設「チャレンジショップ」整備は1910万円。土際や町民の会合などで使用していたむらた民芸(田町937-1)を改修。町内で飲食店等の開業を検討している人へ一定期間のショップ開店などを支援する。事業費には改修工事費や設備費などを盛り込んだ。

 南運動公園芝生張り替え事業は工事や監理費に7073万円を充当。改善センターは多目的室天井などの改修工事費852万円を措置した。

 道路関係では道路橋梁設計等委託に3600万円、道路橋梁等修繕工事3000万円、町道18号線などの道路改良工事に7120万円を充当。

 新規はこのほか、地域公共交通計画策定369万円、公共施設総合管理計画策定462万円、立地適正化計画策定407万円、都市計画基礎調査165万円を配分した。

 特別会計は公共下水道事業が25%増の6億4500万円。浄化センター管理費に3億5763万円を配分し、汚泥処理等増設工事などを実施する。農業集落排水事業は8・2%増の1億600万円。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら