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みどり市は2021年度当初予算案を明らか

2021/02/17 群馬建設新聞




みどり市(須藤昭男市長)は16日、2021年度当初予算案を明らかにした。温泉施設2カ所を統合し、整備する温泉施設整備に向け、PFI事業民間事業者募集選定支援業務に着手する。債務負担行為分を含んだ委託料3883万円を計上。このほか東支所内に東公民館の移設工事を計画、実施設計業務に着手。あずま小学校の改修工事費は1067万円、改修設計業務委託料に836万円を計上している。

会見で須藤市長は「社会変化に柔軟に対応できるよう予算編成に取り組んだ」と述べた。

一般会計は前年度比6・7%減となる215億9600万円。普通建設事業費は前年度比27・4%減となる39億7676万1000円となっている。

温水施設整備事業はかたくりの湯と大間々老人憩の家を統合した新たな温泉施設の整備を行う。PFI事業で実施する場合、民間事業者を選定するまでの支援業務委託を実施する。22年度までの債務負担行為を含む委託料3883万円を計上している。また、建設予定地の測量委託料602万8000円や温泉施設整備審議会会議開催経費などを計上している。20年度はPFI導入可能性調査業務をパシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)が手掛けている。

あずま小学校の改修は義務教育学校として整備するもの。21年度単年で工事を完了させ、22年度の開校を目指す。

東支所・公民館複合化は実施設計業務を21年度内に完了させ、22年度から2カ年での工事を予定している。

道路関連事業は土地利用計画事業で1801万8000円を計上し、主要駅を中心とした既存市街地再生の調査研究を実施。都市計画道路事業は497万5000円を確保し、天神拾四丁線の測量設計業務などに取り組む。このほか◇道路維持管理事業=1億3700万円◇道路新設改良事業(単独・補助)=5億6204万円◇橋梁長寿命化事業=2億1400万円などを盛り込んだ。

主な事業は次のとおり。

【企業誘致促進事業】

21~22年度までに県の新規産業団地造成候補地選定を目指し、県と本格的な協議に入る。立地可能性がある企業等の調査も進め、関係性の構築にも取り組む。個別企業からの要望はオーダーメイド型などで対応する見込み。候補地や進出有力企業などは明らかにしていない。

【国土強靱化計画策定事業】

国土強靱化地域計画策定に着手する。策定にあたっては全てをコンサル委託せずに、資料収集や印刷製本などは直営で行う方針。委託費337万7000円を計上している。

【農地補修事業】

国道50号沿いに整備され、水路幅が狭く浸水被害が頻発している岡登用水路で改修工事を計画。調査測量業務委託料に255万2000円を計上している。

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