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群馬県伊勢崎市

伊勢崎市が境消防署建て替えに1・6億円

2021/02/18 群馬建設新聞

伊勢崎市は2021年度当初予算案で、境消防署建設事業費1億6759万9000円を確保した。年度当初に用地買収を開始。上半期中にも用地造成の設計業務を委託し、秋ごろに造成工事をスタートする見込みとなっている。22年度単年で新庁舎の建設工事を実施、23年度の運用開始を目指す。

事業費の内訳は設計業務委託料5399万9000円、工事費6160万円、公有財産購入費5200万円となっている。設計業務の委託は、造成など土木工事と、庁舎の建築工事を分割する方向で調整が進められている。22年度の庁舎建設に向けて、21年度内に建築の設計もまとめる必要がある。

造成工事は用地買収および設計業務がまとまってから着手。工事費から一般競争入札による発注が見込まれる。

建設予定地は、国道354号沿いの境文化センター南側の農地で面積5482㎡。うち、748㎡が建物敷地となる。2530㎡を訓練場、残る1944㎡が緊急車両の通路や防火水槽などの敷地とする構想。

庁舎の構造や配置など詳細は、設計で検討する。現段階では2階建てで、1階に事務所など、2階に仮眠室などを配置する想定。建物の規模を考慮すると、建築・電気・機械の3分離発注が濃厚となる。22年度の早い段階で各工事を発注し、同年度内の完了を目指す。

現在の境消防署(境萩原1753)は、新庁舎への移転後、23年度にも解体する予定となっている。建物は1971年に建設したRC造2階建て、延べ床面積340・5㎡。跡地の活用方法は、周辺施設の立地なども考慮しつつこれからの検討する。

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