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栃木県市貝町

市貝町予算案、道路改良事業2.2億、さわやか広場に大型複合遊具

2021/02/19 日本工業経済新聞(栃木版)

 市貝町は、2021年度当初予算案をまとめた。一般会計は前年度比5・5%増の49億3000万円。普通建設事業費は41・1%増の5億2909万円。事業を休止していた笹原田石下線などの町道整備を再開させるほか、塩田調整池周辺環境整備で工事費を計上。新規はさわやか広場遊具設置及びせせらぎ水路再生、防災重点農業用ため池調査、公民館バリアフリー化に着手。市貝中学校は校庭排水処理改善へ向けた実施設計と体育館強化ガラス入れ替え工事を実施する。(3面に主要事業)

 道路改良事業は2億2030万円を配分。事業を再開する笹原田石下線は400mの舗装工事、上根中線で200mの舗装工事、田野辺羽仏線で140mの拡幅工事。年度内に完成させる。

 このほか町道塩田続谷線は切土工など、市塙椎谷線はみどりの森いちかい入り口までの200m区間を施工。杉山加賀地線は50mの舗装工事を実施。道路改良事業の工事は第1四半期から第2四半期に発注する見込み。

 塩田調整池周辺環境整備は工事費4100万円、積算監理に300万円を措置。芝さくら公園の砂利駐車場に調整池を整備する。芝ざくら公園活性化事業は1996万円。更なる誘客を図るため直売所の増設工事費を計上した。

 役場南側のさわやか広場には大型複合遊具を設置し、せせらぎ水路はポンプ修繕などで水の循環を再生させる。合計工事費5430万円。近接する道の駅と一体で子育て世代の遊び場を提供する。

 防災重点農業用ため池は調査費2550万円を措置。多田羅溜と弁天池の劣化状況や耐性を調査。団体営農地耕作条件改善事業は市塙古郡地区の狭い水路区間を整備するため設計費1000万円を充てた。

 市貝中学校は水はけの悪い校庭の排水処理改善で設計費550万円、体育館の強化ガラス入れ替えに1338万円。市貝小と赤羽小は給食室の床改修工事などに4118万円を配分。

 バリアフリー化を見据える公民館は2階の床張り替え工事に260万円、エレベーター設置事業で設計費55万円を計上。バリアフリーに対応するため将来的には館内を土足化する考え。エレベーターは設置箇所や昇降機の導入なども検討する。

 ほか新規は、かみねの森認定こども園の増築補助に3750万円、公共施設等総合管理計画策定260万円、健康保養センター源泉ポンプ入れ替え344万円、入野家住宅肥料小屋解体100万円、武道館照明LED化130万円を配分した。

 公共下水道事業特別会計は前年度比14・5%減の1億8500万円。公共下水道施設整備事業に4300万円を配分し、赤羽地区で舗装復旧工事を推進。

 農業集落排水事業特別会計は前年度比10・8%減の8500万円。鴻之宿地区と赤羽西南地区の施設維持管理委託料などを計上した。

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