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新潟県佐渡市

庁舎整備で継続費37億/相川こども園建設へ6・7億

2021/02/25 新潟建設新聞

 佐渡市は2021年度当初予算案を発表した。防災拠点庁舎の整備費に21~23年度までの継続費37億1918万円を設定。来月中にも実施設計を委託し、12月定例市議会での工事請負契約の承認を想定する。また相川地区認定こども園の整備には6億7494万7000円を計上した。一般会計の普通建設事業費は70億6577万7000円で庁舎整備など合併特例債事業で2・6%増、2年連続の増加となった。


 庁舎整備費に係る継続費の年割額は▽21年度=2億5859万8000円▽22年度=20億6851万円▽23年度=13億9207万2000円ーで、本体工事費のほか、会議棟の移設費等も含まれる。

 相川地区統合こども園の整備では、工事費に6億5150万8000円、設計監理委託料に610万5000円をそれぞれ予算化。

 そのほか主な事業費を見ると、企業誘致の推進へ新規でインキュベーションセンター整備事業に2300万円を付け、佐和田地区の古民家を改修し、起業・創業支援施設を整備する。

 インフラ等の整備では、道路橋りょう改良舗装事業に4億5000万円、社会資本整備総合交付金事業の改築関係に1億4180万6000円、道路その他修繕に9040万円を充当。道路メンテナンス事業の橋梁その他修繕には1億3100万円、定期点検・修繕計画策定に2510万円を充てる。

 世界遺産登録に向けて世界遺産建造物保存整備費に3億1117万900円を投じ、旧佐渡鉱山採掘施設の修繕工事を実施する。金子勘三郎住宅の修理工事には9619万7000円を予算化した。

 一般会計の総額は455億4000万円で、前年度当初予算比2・3%の増加。

 24日の会見で、渡辺竜吾市長は「喫緊の課題対応、重点施策の事業を集中的に取り組める予算編成」と説明した。

【写真=予算を説明する渡辺市長】

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