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事業者群馬県
見出し12市の21年度当初予算案について(Gの現状)  
掲載 2021年2月26日群馬建設新聞  
本文

県内12市の2021年度当初予算案が出そろい、各市の主要な事業内容が明らかとなった。全ての市が新型コロナウイルスを考慮した予算配分を行った結果、普通建設事業費へのしわ寄せが少なからず出ている。全市の普通建設事業費が、対前年度比で減少。インフラの維持・管理の部門は例年どおりの水準を確保したが、新設や改良などへの投資は鈍化した印象が強い。一方で、大型事業の設計費を確保した市が多く、22年度以降の盛り返しに期待が高まる。
一般会計の総額でみると、前橋市、伊勢崎市、沼田市、館林市、藤岡市、安中市が対前年度比で増加。一方、普通建設事業費は全市で減少となった。特に桐生市と富岡市は大型事業の完了などに伴い、50%以上の減少となっている。コロナ禍により、医療や経済支援、学校ICT関係などの経費が増加傾向にあり、早期完了への優先度が低いと判断された社会資本整備は足踏み状態となっているようだ。
各市の主要な事業をみると、大型事業の設計業務が目立つ。前橋市は群馬総社駅西口開設へ調査設計負担金や、新規改良路線の木瀬中通線で設計費を確保。桐生市は新庁舎建設事業で、実施設計に駒を進める。新保健センターの建設を目指す伊勢崎市は基本設計費を確保。太田市と藤岡市は複合施設整備に向けて、プロポーザル方式での設計委託を予定している。このほか渋川市の古巻公民館や富岡市の中高瀬観音山遺跡整備も設計に取り組む。普通建設事業費が落ち込みを見せる中、22年度以降の投資へ期待が持てる内容となっている。
国土強靱化地域計画の策定に向けて、これまで未着手だった伊勢崎、安中、みどりの3市が事業費を計上。いずれも年度内に策定を終える方針となっており、21年度で全ての市で地域計画策定が完了する。
県内12市の主な事業は次のとおり。
【前橋市】
CCRC事業で5億5690万円を確保。エリア内道路および公園の整備や、土地造成工事などを進める。群馬総社駅は西口開設を目指し、JRへの調査設計負担金を計上している。
新たな最終処分場整備に向けて、基本設計の材料となる測量および地質調査費を計上。1835万9000円が業務委託料となっている。
道路事業では、新規路線として木瀬中通線を盛り込んだ。事業費2355万6000円で、測量および設計に取り組む。拡幅と歩道設置を行うもので、交差点部はラウンドアバウトに改良する構想となっている。
街路事業は上新田前箱田線2億950万円や群大北通線1億9220万8000円などを確保。
教育施設関連では、旧第二中学校の解体工事費2億6000万円、旧市立前橋高校第一体育館の解体工事費7800万円を計上している。
産業団地関連は、西善中内地区で4億3250万3000円を計上、造成工事を実施する。また、新たな産業団地の開発に向けて、次期産業団地開発可能性調査を委託する。委託料580万円。
【高崎市】
20年度着工を掲げていたが、コロナ禍で延期となっていた高浜クリーンセンター建設等工事に改めて工事費26億9000万円を計上した。建設等工事費は21~24年度を期間とする限度額217億3726万5000円の債務負担行為を20年度12月補正で設定している。
老朽化した高浜クリーンセンターを建て替えるもので、既存施設の隣接地3・35haへの建設を予定。メインの建物は可燃ごみ、不燃・粗大ごみの各処理施設や、リサイクルセンター、管理棟が一体となったもの。RC造一部SRC造およびS造、地下1階地上5階建て、床面積約3万㎡を想定している。24年度の完了を目指す。
国道406号と主要地方道あら町下室田線を結ぶ(仮称)豊岡経大大橋は、ボーリング調査費として1100万円を確保した。烏川を渡るもので、橋長300m、幅員13mを想定。今後の県との協議に向けて、調査を進める。
このほか、スズラン高崎店の建て替えなどに対する補助を行う宮本町第二地区優良建築物等整備に1億7900万円、高崎駅東口ペデストリアンデッキ整備の設計費2900万円などを計上している。
【桐生市】
市役所の新庁舎建設事業は、事業費2億3993万6000円を確保。内訳は実施設計の委託料1億8538万8000円、議場など各所改修工事費5423万円となっている。現在、基本計画・基本設計を進めており、8月ごろに実施設計に移行するながれ。
(仮称)黒保根義務教育学校整備事業は2億306万7000円を計上した。22年4月の開校を目指して、黒保根小の改修および増築工事に取り組む。
桐生が岡動物園整備事業は工事費1億8213万4000円で、レッサーパンダを導入するための新獣舎を建設する。
地区の交流拠点とするための(仮称)重伝建地区公開活用施設の整備に向けて、保存修理工事の実施設計を委託する。事業費は1283万4000円。
【伊勢崎市】
老朽化した健康管理センターなど3施設を統合する新保健センター整備事業に着手。建設予定地は伊勢崎福島病院跡地となっている。委託料1827万9000円で基本設計を進める。22年度に実施設計、23年度に工事を行い、24年度中に完成するスケジュール。
幹線道路の整備は総額で10億1234万9000円を盛り込む。主な整備予定路線は◇市道(赤)112号線◇市道(境)115号線◇市道(東)4-409号線◇市道(伊)9-530号線◇都計道3・4・69号境米岡工区◇都計道3・3・3号足利線以南工区◇都計道3・4・44号駅西工区-など。
境消防署の建て替え事業は、1億6759万9000円を確保。基本・実施設計を年度内にまとめるとともに、造成工事にも着手する。
【太田市】
市西エリアのにぎわい創出を目的に、図書館や保健センター、行政窓口などを盛り込む(仮称)太田西複合拠点公共施設の整備事業を進める。公募型プロポーザルで公告している基本・実施設計の委託料7100万円を確保した。22年度に着工し、24年度の開館を目指す。
老朽化を理由に建て替える西部消防署は、設計作業に着手。委託料1998万7000円を確保した。22年度からの2カ年で工事に取り組む。
民間児童福祉施設整備費補助金は3億9377万6000円で、3施設へ交付する。
このほか、清掃センターは焼却炉棟の解体設計委託料3300万円や、宝南センター体育館の解体工事費2713万1000円などを計上している。
【沼田市】
市営住宅の長寿命化改善事業に3億7556万4000円。東下原団地C棟の全面的な改修工事を実施する。
都計道3・3・1環状線の栄町工区は3億4909万1000円を確保し、用地買収や補償、工事に取り組む。同工区は利根実業高校から沼田脳神経外科循環器病院までの1337m区間。高校側から約500mが概成しており、用地の確保状況に応じて進捗を図る。
このほか、旧久米邸洋館保存整備は2カ年継続費1億4651万円を設定。21年度に実施設計を行い工事に入る。
【館林市】
工事費1億4806万円で、城町にある文化会館会議棟の空調設備等改修工事に取り組む。老朽化へ対応するもので、勝山工務所(前橋市)が設計をまとめた。
館林IC周辺や渡良瀬北部などでの産業団地造成事業は本格化に向けた関連事業費2594万1000円を盛り込んだ。土壌調査などの業務委託が見込まれている。
幹線排水路整備事業は7365万5000円を確保。準用河川宮田川および宮田2号幹線排水路を対象に工事を進める。
このほか、中央通り線道路改良事業費8億3042万1000円や西部第二土地区画整理事業費3億5582万4000円、公園長寿命化更新工事費2億5246万9000円などを確保した。
【渋川市】
老朽化した古巻公民館の建て替え事業は、2550万円で実施設計を委託する。駐車場予定地の交渉なども進め、23年度にも着工する見通し。
都市計画再編推進事業は784万円を確保。渋川駅西側地区と八木原駅周辺地区で地区計画策定。加えて、八木原の街区道路の概略設計にも取り組む。
駅舎の建て替えなどを計画する八木原駅周辺整備事業は、自由通路および駅舎整備の基本設計をJRへ委託する。事業費は6611万7000円。
道路事業として、市道1-1544号線ほか2路線に957万円を確保。用地測量や補償調査を行う。市道5-8645号線は拡幅改良に向けて4123万4000円を計上した。
【藤岡市】
旧藤岡総合病院の跡地で実施する複合施設建設事業に6415万2000円を計上した。うち、6000万円で基本設計を実施。プロポーザル方式での業者選定が見込まれている。整備メニューには、図書館や多目的ホール、多目的スタジオ、保健センターなどが盛り込まれている。
老朽化した老人福祉センターとの統廃合を図る栗須の郷は、大規模改修工事を実施。空調設備やボイラー、受水槽を更新するほか、屋上防水、外壁塗装、内部改修などが計画されている。事業費は3億2565万8000円。
21年度の継続事業として取り組む烏川大橋の耐震補強工事は1億3447万2000円を確保。21年度はP1~P3橋脚の3基を対象に補強工事を実施する。
このほか、新火葬場建設事業の基本設計委託料2134万円や、小中学校体移管改修事業1億8938万円などを計上している。
【富岡市】
市保健センターの敷地内に建設する子育て健康プラザに事業費1億3919万7000円を確保、加えて22年度を期間とする債務負担行為9億16万3000円を設定した。新施設はS造またはRC造2~3階建て、延べ床面積2800㎡以内を想定。高橋建築設計事務所(前橋市)により設計作業が進められている。8月以降に着工し、23年3月の完成を目指す。
中高瀬観音山遺跡整備は5475万円を計上、基本設計を委託する。史跡を生かした歴史公園を整備する計画で、ガイダンス施設やあずまや、駐車場の整備が盛り込まれている。
上信電鉄新駅調査検討事業は472万円で候補地選定や測量などに取り組む。新駅は、一ノ宮駅と神農原駅の間に計画されている。
このほか、北部運動公園東ゾーン長寿命化計画策定事業792万円や富岡倉庫関連道整備で総額5億2659万円などを盛り込んだ。
【安中市】
榎木配水池更新事業に2億9800万円を計上、本体の築造工事をスタートさせる。老朽化した既設の池を更新するもので、容量約800規模を想定する。設計は日水コン(東京都新宿区)の担当で進行中。
従来事業とは別枠で、幹線道路などの維持整備工事を集中的に行う市道リフレッシュ事業を立ち上げた。初年度の事業費は5000万円で、5路線の舗装補修工事を計画する。
旧市民農園を活用する碓氷峠の森オートキャンプ場整備事業は、720万円で整備用地の確保を図る。22年度に事業者を公募する方針が掲げられている。
このほか、自校式給食室のドライ化に向けて実施設計委託料1087万6000円、文化センターの駐車場増設工事4593万3000円などを計上した。
【みどり市】
2つの温泉施設を統合する新温泉施設整備に当たり、PFI事業の選定を計画しており、事業者の募集選定支援業務を委託する。債務負担行為分を含めて委託料3883万円を確保している。
東公民館の移転計画は事業費781万円を計上、実施設計に着手する。同公民館を東支所内に移転する計画で、22年度からの2カ年で工事に取り組む。
あずま小学校は、義務教育学校として改修する。事業費1180万9000円を確保しており、内訳は委託料83万6000円、工事費1067万円。単年で工事を完了させる。

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