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埼玉県,埼玉県杉戸県土整備事務所

幸手境BPが20日開通へ

2021/03/02 埼玉建設新聞

 埼玉、茨城の2県が両県境で整備を進めていた延長1・8㎞の県道幸手境線バイパス(BP)が20日開通する。同BPのシンボルとして中川上に架けられた橋梁の名称は「令和橋」(橋長100m)に決定。事業化から20年以上を経て、地域をつなぐ新たな幹線道路が誕生する。

 同BPの事業区間は、幸手市東4丁目~茨城県五霞町元栗橋までの約1・8㎞(埼玉側950m、茨城側875m)。幅員は一般部16m、橋梁部14mの規模で、片側1車線の新路線として運用される。

 事業着手したのは1997年。中川で分断された地域を南北に連結する新ルートを構築することで、道路交通の分散化を狙った。総事業費約38億円のうち埼玉は23億円、茨城が15億円をそれぞれ負担。設計・工事を担当した杉戸県土整備事務所は「今回のBP開通で、圏央道幸手インターチェンジ(IC)や国道4号へのアクセス性が向上し、両県の交流拡大が期待される」としている。

 開通日には事業完了を祝う式典を現地で開く方向で調整中。

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