五泉地域衛生施設組合は3日、DBO(設計・建設・運営)方式で公告し総合評価方式で選定を進めていた中間処理施設整備・運営事業の事業者を荏原環境プラントグループに決めた。代表企業は荏原環境プラント、構成員が大原鉄工所、協力企業が横山建設、坂詰組、山隆リコム、エコガード新潟の6社で構成されるグループ。決定金額は261億円(税抜)。
入札には同グループと三菱重工環境・化学エンジニアリンググループが参加。荏原環境プラントグループは入札価格では三菱グループより高い入札価格だったが、技術提案で評価が上回り、逆転で落札者となった。
既存の廃棄物処理施設は稼働後25年以上が経過。老朽化し施設の更新が急務になっているため新たなエネルギー回収型廃棄物処理施設およびマテリアルリサイクル推進施設となる中間処理施設を建設する。エネルギー回収型廃棄物処理施設の処理方式は全連続燃焼式(ストーカ式)。処理能力は1日当たり122t。設計・建設は契約締結日から2025年3月31日まで。21年夏の着工(造成含む)を予定する。
建設場所は、五泉市清瀬84-2ほか地内の敷地約2・9ha。
基本設計は、エックス都市研究所が担当した。
【中間処理施設の鳥瞰図】