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茨城県かすみがうら市

かすみがうら市が神立駅西に複合交流施設と防災公園

2021/03/09 日本工業経済新聞(茨城版)

 かすみがうら市政策経営課は、JR神立駅西口近くの2万9000㎡の敷地に、図書館や市民ホールなどを備えた複合交流拠点施設と防災公園の整備を計画しており、2021年度は基本設計および測量調査などに取り掛かるため、当初予算案に4672万円を計上している。22年度に用地取得と詳細設計に着手し、23年度から着工予定。総事業費は約26億円を見込んでいる。

 建設予定地は稲吉南2-2625-3で、JR神立駅西口の神立停車場線沿い。すぐ南側は土浦市との境。面積は2万9096・29㎡。

 整備コンセプトは「学び、育て、集まり、発信する地域の交流拠点(みんなの居場所・まちの広場)」。

 複合施設には、行政窓口・事務スペースや防災備蓄倉庫、図書館機能(閲覧スペース、学習スペース、会議室)、エントランス(キッズスペース、情報コーナー、待合スペース)、市民ホール(多目的スペース、カフェ・オープンテラス)を配置する。

 また、施設に隣接して災害時の避難場所となる、防災機能を持つ都市公園も整備する。

 用地代は11億円を想定し、21年度当初予算案に21~22年度の期間で債務負担行為を設定。

 整備費は複合施設が約9億円で、公園が約6億円を見ている。

 複合施設の整備は、昨年9月に策定した市の立地適正化計画に盛り込まれた。神立駅周辺にほしい施設について、子育て世代や若者を対象にヒアリングを実施し、あじさい館のような複合施設を望む声が多数上がったことから、整備する運びとなった。


【整備候補地】

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