甘楽町（茂原荘一町長）は２０２１年度当初予算案を公表した。防災行政無線デジタル化整備事業に１億８６２８万４０００円、旧甘楽第一中学校の跡地で行う公園整備工事や敷地外周道路の歩道整備工事を実施する都市再生整備計画事業（福島小川地区）に６０００万円を計上。このほか、町道天王下平線や町道東梅ノ木平西荻線などを対象に整備を行う道路新設改良事業へ３１６７万８０００円などを盛り込んだ。

一般会計の総額は57億６５００万円で、対前年度比９・５％増。普通建設事業費は対前年度比45・６％増の11億７７２６万５０００円で構成比は20・４％。

防災行政無線デジタル化整備事業は20年度から工事を進めている。21年度は屋外子局49局、戸別受信機１０００個を設置する。実施設計は電波技術協会（神奈川県川崎市）が手掛けた。

都市再生整備計画事業（福島小川地区）で進める公園整備は、社会福祉法人高太会が建設する認定こども園東側の敷地２０９５㎡に天然芝を使用し芝生広場として整備する。歩道整備は敷地外周の東側を通る町道笹浦２号線、西側に整備されている町道伊勢森２号線、北側にある町道多井戸根・笹浦線の３路線を対象に行う。

道路新設改良事業で工事を行う天王下平線は約１００ｍの歩道新設工事、秋畑地内の東梅ノ木平西荻線については約３００ｍのオーバーレイ工事を実施する。

橋梁維持補修事業では、上信越自動車道をオーバーする町道橋９橋の橋梁点検などを行う。事業費３０６０万円を計上している。

にこにこ甘楽施設改修事業は個別施設計画に基づき、受変電設備の改修工事などを実施。事業費に３６１７万２０００円を確保した。

このほか、農道や用水路の改修工事を行う土地改良事業へ４０４４万５０００円、紅葉山北東通学路や草喰八丁河原線の整備を行う荒廃林整備事業へ６２１万円、ＬＥＤ照明リースや防犯カメラ設置などを行う防犯対策事業には６６８万１０００円を盛り込んだ。