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新潟県見附市

施設長寿命化に配分/当初予算案新規事業

2021/03/16 新潟建設新聞

 見附市は、2021年度当初予算案に盛り込んだ新規事業の概要を明らかにした。名木野小学校耐力度調査等に計上した837万1000円は、2月に市が策定した見附市学校施設長寿命化計画に基づく予算で、長寿命化改良工事に向けた調査費を盛ったもの。

 同校(月見台1)は1974年に竣工。築46年以上を経、建物、設備等の健全度を表すA~Dの判定調査でDの判定とされた。屋上防水シートの破損や床材の剥離、クラックが複数箇所で確認され、安全・機能上に問題があり早急な対応が必要な状態。

 市が示した長寿命化改良事業計画では、202年度に4500万円の予算で実施設計を行い、翌年度に6億5500万円で工事着手、25年度には7億4400万円を盛り、工事を完了したい考え。

 子どもの居場所整備事業には481万円を配分し、旧TSUTAYA見附店(学校町2)のリノベーションに向けた設計に着手する。

 認定こども園施設整備交付金の2億511万円は老朽化が進むつぐみ幼稚園の建て替え費用を補助に充当。 防犯カメラ設置事業には1364万2000円を予算化し、道路にカメラを設置。予算のうち800万円を目標にクラウドファンディングを実施する。

 一般廃棄物処理基本計画・循環型社会形成推進地域計画策定予算447万7000円は、堀溝町の現処分場で計画中の第3期整備等に係る費用。ほかに新規以外の事業として耳取遺跡保存活用事業に1646万円を計上し、アクセス道路ルート上の試掘確認調査と史跡指定地内の地形測量調査設計に充てる。

【写真=改修する旧TSUTAYA】

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