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新潟県小千谷市

◎複合施設設計は平田晃久建築設計を優先候補者に

2021/03/24 新潟建設新聞

 小千谷市は、本町1地内の旧小千谷総合病院跡地で計画する図書館機能を核とした複合施設について、公募型プロポーザル審査の結果、平田晃久建築設計事務所(東京都)を優先交渉権者に特定した。次点候補者にはマル・アーキテクチャ(同)を選定している。25日に審査員の講評を踏まえた各社の提案書を公表する。


 市は候補者と協議を進め随意契約の締結を目指す。整わない場合は次点候補者と交渉を行う。業務期間は2022年4月28日まで、委託費の上限は1億5000万円。

 場所は本町1-13-16地内、国道291号沿いの旧病院跡地の敷地A7131・31㎡に加え、市が取得した本町駐車場A1347・22㎡と坂下駐車場A1206㎡の用地計9865・45㎡に複合交流拠点に延べ床面積3700㎡の規模を計画する。

 「賑わい・交流・憩い」をコンセプトに図書18万冊、デジタル情報のほか、(仮称)郷土資料館、子育て支援、交流促進の多目的スペース・音楽スタジオ、カフェなど多機能な機能を持つ複合施設。駐車場は110台分を確保する。

 接道は北側に国道291号線W18・0m、東側は市道二荒坂線W3・7m、南側は市道下夕町線W3・5~6・0mの幅員。

 同事業は19年に民間事業者活力を生かしたPFI方式での整備を試みたが頓挫。再度の事業化に向け、新型コロナウイルス感染症対策や市民協働参加の推進など従来のコンセプトに加えた設計提案を求めていた。

 本契約締結後、22年の春までに設計を固め、建設工事は2カ年で行う。供用開始予定は24年6月。

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