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横河レンタ・リースと小柳建設がHolostructionセミナー開催

2021/03/24 新潟建設新聞

 横河レンタ・リースと小柳建設は18日、Holostructionに関するウェブセミナーを開いた。「3次元データ活用で、コスト削減と顧客満足度向上を実現、Holostructionが会議室を現場に変える」をテーマに、新型コロナウイルス対策をはじめ、働き方改革や生産性向上など建設業界が抱える課題に対してHolostructionの有効性や主要機能を紹介したほか、12月に発表された新バージョンのデモンストレーションも行われた。

 同技術はMR(複合現実)技術を用い、建造物の3次元モデルやデジタルデータ(写真、書類)を現実の空間に投影し、様々な位置・角度・縮尺で、自由自在に複数人と同時に協議することが可能。遠隔地とのリモートコミュニケーション機能もあり離れた場所から非接触で仮想会議に参加できる。昨年12月には、マイクロソフト社のHoloLens2に対応し、スマートフォンでも仮想会議空間に参加できるなど、操作性を向上させた新バージョンをリリースしている。

 セミナーには建設業に限らず行政機関等からもおよそ50者が参加。Holostruction効果について開発を手掛けた小柳建設の中静真吾専務は「非接触で意思疎通が図れ、ダイレクトに3次元で見ることができるので技術の理解度、コミュニケーションの品質が上がる」と説明。同社では大河津分水路山地部掘削その6工事の竣工検査の遠隔臨場に活用したほか、現在施工中の新潟国道事務所発注の阿賀野バイパス15工区その2工事でも採用し工事を進める。

 セミナーを主催しHoloLens2のレンタルを行う横河レンタ・リース原田大輔氏は「見てみないと、実際に装着してみないと感動は分からない。まずは着けて体感してもらうことが大切」とする。同社では、普及拡大へ月額や最短1週間からのレンタルを行っている。開催しているセミナーでも、さまざまな業種からのニーズがあり建設業からの申し込み、問い合わせも増えているそうだ。

【写真=オンラインで機能紹介、デモンストレーションの様子】

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